Before
既存屋根材
After

使用屋根材
ヒランビー
今回は伊勢原市にて、新築の屋根工事を行いました。
金属屋根についてと職人さんの技術についてご紹介したいと思います😊
金属屋根は使用される金属の違いにより、以下の種類があります。
1.トタン屋根(亜鉛メッキ鋼板)
📌特徴
・鋼板に亜鉛メッキを施した素材
・比較的安価ではあるが、錆びやすく耐久性が低い
✅メリット
・価格が安い
・軽量で施工が容易
💭デメリット
・錆びやすく耐久性が低い(メンテナンス必須)
・断熱性、遮音性が低い
🔔まとめ
・「とにかく初期費用を抑えたい方向け」
・耐久性を考えると、現在はガルバリウム鋼板が主流!
2.ガルバリウム鋼板
📌特徴
・鋼板にガルバリウム(亜鉛+アルミ)メッキを施した素材
・軽量で加工がしやすく、耐食性が高い
・現在の住宅の屋根で最も使用されている屋根材
✅メリット
・錆びにくい(トタンより耐久性が高い)
・軽量で建物に負担が少ない
・コストと性能のバランスが良い
💭デメリット
・断熱性、遮音性が低い(断熱材や防音対策が必要)
・表面の塗装が劣化すると錆びやすい
🔔まとめ
・「コスパの良い金属屋根を選びたいならコレ!」
・多くの住宅に採用される定番の屋根材
3.エスジーエル鋼板(SGL鋼板)
📌特徴
・鋼板にエスジーエル(亜鉛+アルミ+マグネシウム)メッキを施した素材
・ガルバリウム鋼板の進化版
・錆びにくさはガルバリウムの約3倍
・近年注目されている新しい屋根材
✅メリット
・ガルバリウムより耐食性が高い(海沿いでも安心)
・メンテナンス頻度が少なく、長寿命
💭デメリット
・ガルバリウムより価格が高い(約1.2~1.5倍)
・断熱性、遮音性の低さは変わらない
🔔まとめ
・「ランニングコストを低く抑えたい方向け」
・ガルバリウムよりも耐久性を求めるなら、SGL鋼板がオススメ!
4.ステンレス屋根
📌特徴
・鉄にクロムやニッケルを加えた合金で、非常に錆びにくい
・塩害地域や工場地帯でも使われる
✅メリット
・錆びにくく、長寿命
・耐久性が非常に高い
💭デメリット
・価格が高い(ガルバリウムの約2倍)
・加工が難しく、施工費も高くなる
🔔まとめ
・「海沿いや工場地帯で、最高の耐久性を求めるならコレ!」
・コストが高いため、一般住宅ではあまり使われない
5.アルミ屋根
📌特徴
・非常に軽く、錆びに強い金属
・海沿いや軽量構造の建物に適している
✅メリット
・超軽量で、建物への負担が少ない
・錆びにくいので海沿いでも安心
💭デメリット
・価格が高い(ステンレス並みに高価)
・強度が低い、傷がつきやすい
🔔まとめ
・「軽さと防錆性能を重視するならコレ!」
・コストと耐久性を考えると、ガルバリウムの方がバランスが良い
6.銅屋根
📌特徴
・神社仏閣に使われる高級素材
・時間経過とともに緑青ができ、美しい色合いに
✅メリット
・耐久性が非常に高い(100年以上もつことも)
・経年劣化が楽しめる
💭デメリット
・非常に高価(最も高い金属屋根材のひとつ)
・加工に技術が必要(扱える職人が少ない)
🔔まとめ
・「神社仏閣、伝統的な建築に最適」
・一般住宅にはコスト的に不向き
7.チタン屋根
📌特徴
・超軽量&超耐久のハイエンド金属屋根
・海沿い、山間部など過酷な環境下でも劣化しにくい
✅メリット
・錆びない&メンテナンス不要レベルの耐久性
・非常に軽量
💭デメリット
・非常に高価(最も高価な金属屋根材のひとつ)
・施工できる業者が制限される
🔔まとめ
・「最高レベルの耐久性&メンテナンス不要を求めるなら!」
・コストが合えば、最強の屋根材
金属屋根だけでも、これほど多くの種類があります。
どの屋根材を選ぶかは、
耐久性・コスト・メンテナンスのバランスを考えて決めるのがおすすめです!
以下の表にまとめてみました🙂↓
種類 | 耐久性 | 錆びにくさ | コスト | 耐久年数 (目安) | 代表的な用途 |
トタン | 低 | 弱い | 低 | 10~20年 | 住宅・物置 |
ガルバリウム | 高 | 強い | 中 | 20~30年 | 住宅・倉庫 |
エスジーエル | 高 | 非常に強い | やや高い | 30~50年 | 高級住宅 |
ステンレス | 非常に高い | 非常に強い | やや高い | 40~50年 | 沿岸部・工場地帯 |
アルミ | 中 | 強い | 高 | 50年程度 | 沿岸部 |
銅 | 非常に高い | 強い | 非常に高い | 60年以上 | 神社・仏閣 |
チタン | 非常に高い | 非常に強い | 非常に高い | 長寿命 | 高級住宅 |
今回使用した金属屋根材についてご紹介します!
(あいにくの曇り空で、写真では屋根の素晴らしさが伝わりづらく申し訳ありません😞)
使用した屋根材:ヒランビー(カラーステンレス)
特にこの屋根材は、
💡ステンレス屋根材のため、長寿命・高耐久
💡美しい横葺きデザイン
といった特徴を持ち、見た目の美しさと耐久性が両立しています。
施工のポイント
📌美しい仕上がりを実現する「横葺きデザイン」
・モダンでシャープな印象
・雨水の流れがスムーズで防水性が高い
・風の影響を受けにくい(耐風性が高い)
など、スタイリッシュで現代の住宅デザインにマッチします
📌職人技!「剣先」
剣先とは、屋根の端部や棟部分の仕上げに使用する部材です。
その名の通り剣の先のように、棟板金を斜めに折り込み加工し、雨仕舞をおこないます。
技術が必要な作業になるので、すでに加工された剣先をはめるだけの場合もありますが、
まっすぐな棟から剣先に加工することで、雨仕舞もよく、すっきりとした棟に仕上がります。
📌職人技2!「庇」
建物に取り付けられた出幅の小さい屋根を「庇」といいます。
庇と壁との接地面の一部が、真っ直ぐではなく、
角のように少し板金が反り返っているのがわかりますでしょうか?😮
これは雨が降った際に、雨水が壁際を伝って侵入するのを防ぐために、
板金を反らせることで、壁際を伝わずに雨水が流れるよう職人さんが加工しております。
壁を伝わずに庇の先から雨水が流れることで、
雨垂れによる外壁汚れに対しても効果があるかと思います。
落ち着いたダークブラウンの屋根材の色とトーンが、
平屋の大きな屋根の形と非常にマッチしていてとっても素敵です😊
今回は屋根材から庇板金、雪止め、ビスなど、
使用するものすべてステンレスを使用しております。
一般的な金属屋根材よりもコストはかかりますが、
高耐久・長寿命であり、メンテナンスコストが抑えられます。
なにより、ステンレスの重厚感と輝きがかっこいいですね✨
建物のデザインや、立地条件、コスト面など
お住まいにぴったりな屋根材探しの参考になれば幸いです。
屋根のリフォームや雨樋・板金工事など、
屋根に関すること何でもご相談ください😊
ASUMI YANETEN
あすみ屋根店
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